研修・勉強会等の紹介

研修さざなみサロンに参加して (2023年9月13日) 浦野

 春光学園で行われた、9月の「さざなみサロン」での児童相談所心理士、上久保係長の最初の問いかけが衝撃でした。
「愛とはなんですか?」。私はそれを形として見たことがなく、音としても聞いたことがないので、
どう説明すれば私としての答えになるのかを考えていました。
 話の例の中に、ある国の乳児院での死亡率の高さは機械的に育てられたことによる「愛」の欠乏の表れで、
心身の発達の遅れや、無気力、無関心、
無感動とも関係が深いとのこと。
「愛」というものは、無意識に湧き出る感情によって相手のために行動すること等。
研修から時が経った今も私なりの答えを探して考え続けています。
 また、「家」に入るというトピックでは、私自身の事ですが、自分で決めた結婚ではあるものの、「これで実家には戻れない。」と思った切ない記憶が甦りました。
親元で暮らせず、自分の意志で決めたわけではない「他人の家」で生活をする里子達を思い胸が詰まりました。
今までとは違う環境に、自分を出さず、いつかこの生活が終わるかもとの不安に怯えながらも一生懸命に順応しようとしているこども達に
「がんばれ!」と声をかけたくなりました。
里親の私達も一生懸命ですが、それ以上にこども達は必死であることを忘れずにいたいと思うお話でした。
 そして、「こどもの心に寄り添うためには、大人の私達が安心していることが大切」とのこと。これはこどもに対してだけではなく、
誰に対してもあてはまり、それを意識して暮らすことが大切であると感じました。多くの気づきをいただけた研修に感謝いたします。

関東甲信越静里親協議会研修大会

研修報告その1   谷
 2023年7月16日(日)に浜松市で行われた研修大会に参加いたしました。
その中に「のびのび子育てすくすく子育ち」という演題で、福井大学客員教授 杉山登志郎氏の基調講演があり、とても興味深く拝聴しました。
 中でも問題のあるこどもが減少しないのは「親の治療をしていないから」ということや、子育てに最も大切なのは「安心」でそれは親にとっても同じで、相互に安心がないと「やばい育児(ヤバイク)」になってしまうなど、こども達の背景にあるものを知ることができ、里子を育てるための基礎を学ぶことができました。
また、他県市の里親や児相の話も聞くことができたので、とても充実した一日でした。

研修報告その2  古舘
 基調講演のあとにそれぞれに分かれての分科会があり、私は米澤好史先生の「愛着障害を抱えるこどもの理解と支援」の講義を受けました。
 愛着障害とは関係性障害、感情発達障害である。講義を受けて、私は今まで関わってきたこども達を振り返り、思い当たる事ばかりでした。
対応の難しさは、愛着障害だったのです。
 米澤先生は、里親とは愛情の器作り(愛情の器の底を塞ぐ支援)であると、おっしゃいました。中身の濃い研修でした。


横須賀市児童相談所心理司さんとの研修会開催

                   2023年1月20日


今まで距離のあった心理司さんを身近に感じた時間でした。
一人の子供に一人の心理司さんが交代する事なくついて下さるとの事で、
里親として心強く思いました。











研修会に参加しました


・実施日:令和元年6月13日
・家庭養育センター主催 <里親センターひこばえ>
・場所:海老名文化会館

研修「三日里親」感想について
 10歳から三日里親で交流を重ねた方のお話を実際に伺うことができました。
出来立ての熱々のごはんのこと、はじめはどうして良いかわからなかった家族との
リビングでの団欒、「おうち」で過ごす時間は、『特別な時間』であったと伺いました。
良いも苦手も機会と経験を与えてもらったことが、今の自分につながっていて、
同じ人に見てもらっていたことで、やったら出来た貴重な体験も増えたとのこと。
 里親の親戚との交流もあり、その影響で大人になったらやりたい仕事を決めて、
実際にその仕事につけた!
そして、その喜びを里親さんが涙涙で一緒に共有してくれたこと。 感動の話を聞けました。
 私自身も里子ちゃんに、たくさんの経験を、迷わず自信をもってさせてみようと決意できました。
またサロンでのフリーな話もよかったです。
今後も研修には参加していきたいと気持ちを新たにしました。

2018年里親県大会に出席しました(10月14日実施)

県央里親会主催の里親県大会(場所:綾瀬市オーエンスホール)
 に出席しました。
テーマは「先生と一緒に考えたい里親のこと~子どもの未来のために」です。
横須賀市里親会側としては、
掲示コーナーに左のようなポスターを掲示・活動紹介を行いました。

大会の感想:大会は映画「わたし、生きてていいのかな」の上映と、
里親トークの2部構成で、映画は子どもシェルターに入った子が
自立していくまでのお話でした。
シェルターとは家庭から一時的に避難し受け入れる児童福祉施設のことで、
シェルターの存在も知らなかったのですが、信じられる大人の大切さを学びました。 里親トークではすべての子どもの幸せを考える熱い思いが伝わってきて、
初めて知ったこともたくさんあり、皆が子どものために一生懸命活動しているのを
感じました。