お便り2022年度

『5才のごね王子』  Y.F里親

 朝、起きてソファに寝ころぶ。そばで着替えようと声掛けするも、そっぽを向く。
キッチンに戻ると「おばさん着替えさせて~」..「いつも着替えさせてくれない」..「着替えさせてくれないとご飯食べない」
ところが、着替えさせるとそのままゴロリ。
「すぐやってくれなかったから嫌だ!」
“明日、公園に連れていくよ”
「どうせ行かないんでしょ!」..
Hを膝の上に乗せて言い聞かす。
“私達はHを可愛いと思っているよ。仲良く暮らしたいなぁ。でも、Hがごねると私達は嫌な気持ちになる。
Hも楽しくないはず。どうすれば良い?“
とはやってみたものの、今だにごね王子はむくむくと頭をもたげるのです!

言葉もわからないうちから Y.K里親
言葉もわからないうちから、お母さんがもう一人いる事を話しています。
幼稚園に入り、年齢が上がるにつれ理解も深まり、質問も具体的になってきました。
年中さんになると、他のお友達と違うことに意識が向き、このような話題を避けるようになりました。
小さな体で、複雑な気持ちと戦っている娘を見るのは胸が痛いです。
幼少期から真実を伝えることが良いことなのか迷う日もあります。これからも悩んで、考えての時間になると思います。
Tちゃんはとても甘えんぼう 。 R.N里親
小学5年生のTちゃんはとても甘えんぼう 。「大好き♡」「愛してる♡」「結婚して♡」…
ことある事に伝えてきます。
きっと心のどこかに小さく「…だからずっとここにいさせてね」という気持ちがあるのだと思います。
もちろんその気持ちに応える努力は日々しています。
ですが、それでも結局その気持ちを埋められるかはTちゃん次第なんだろうなとも思っています。
Tちゃんは私たち里親、児童相談所、学校、病院、あらゆる協力(愛)を総動員して、暑い日も寒い日も埋め立て工事を毎日少しずつ進めてる最中。
(たまには台風で穴が広がる日もあります!)
「大好き♡」の安全確認しつつ、いつか心から安心できると思える工事完了日が来ることを願って、私たちはこれからも1番近くで見守って行けたらいいなと思ってます。
= 日々迷走中 = T.T里親
2歳7か月で来たA君も現在4歳4か月になり、だいぶ落ち着いてきたかなぁと思いますが、問題行動が満載の元気な男の子です。
声が大きく、要求が通らなかった時の暴れ方や、最近は減ってきましたが、窓を開けて外に向かって大きな声で叫ぶなど、「ダメ!」「ヤメテー!」と言い続ける日々です。
2年目となる現在でもどう声を掛けたら良いのか、どう接するのが良いのか迷うことばかりです。
A君が怒った時に使う「大すきらい!」(A君の造語:好きだけど今は大嫌いという意味。)というのが可愛くて、わざわざ怒らせちゃったりすることも…
毎日の試行錯誤とスキンシップをしながら、我が家にいられる時間を楽しみたいと思います。

      

      

        S君

        A君


       

      

        H君

 

     H君

     A君

     S君